沖縄ターザン キジーさんの生活は? なぜキジー、結婚してるの?

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沖縄ターザンって何?って思いますよね?沖縄にターザンがいるの?

と思ったのがきっかけで、どういうこと?と思って調べました。イッテQの出演で知った方も多いのかもしれません。

一体どういう方なのでしょう?興味津々、大調査です!

プロフィール

本名: 名嘉眞 康幸(なかま やすゆき)
出身地: 沖縄県南部
生年月日: 1997年9月29日
身長: 182 cm
職業: You-Tuber(You-Tubeチャンネル「沖縄ターザン」) 沖縄の自然やサバイバル技術を発信、ツアー会社「TARZAN WORLD」の代表、テレビ出演者
最終学歴: 高校卒業?
趣味: 自然探検、サバイバル生活
特技: サバイバル技術、ネイチャーガイド
家族:妻、息子(2021年に結婚)
芸名の由来: 芸名「キジー」は沖縄に伝わる精霊「キジムナー」に由来。英語表記に含まれる ”Kid” には「子ども心を忘れない」という意味があります。

キムジナーってどんな精霊?

キジーさんの芸名の由来となったキジムナーは、ガジュマル古木の精霊または妖怪と言われています。
沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉(きじょか)伝承発祥のようです。
外見は、「体中真っ赤な子ども」、「長髪で全身毛だらけ」、「手が木の枝のように伸びた老人」など、様々な伝承があるようです。まぁ、誰も見たことがないと思いますので、いろいろな説が出てくるのでしょう。

跳びはねるように歩き、魚の目玉が好物(私も魚の目玉好きです(^_^))で、海に潜って漁をするのが得意。 夕食の時にかまどの火を借りに来たり、年の瀬を一緒に過ごすなど、沖縄の人々の身近にいるようです。

キジムナーに気に入られた家は栄え、嫌われた家は滅びるとも伝えられています。
ちょっと、座敷童(ざしきわらし)っぽい感じでしょうか?

沖縄の子供たちの間では、キジムナーの足跡を見るという遊びがあり、静かで薄暗い場所に円を描き、小麦粉などの白い粉を撒き、円の中心に線香を立てて火を灯し、呪文を唱えて隠れてから20数え、もとの場所に戻ると、粉の上にキジムナーの足跡がついているといいます。

自然や森に関連する存在であり、木や自然を守る存在とされているため、自然を愛し、ガイドとして活動するキジーさんがキムナジーから名前を付けたというのも頷けます。

キムジナー

座敷童(ざしきわらし)

「名嘉真」という苗字はとても珍しい

キジーさんの本名の「名嘉真」というのは沖縄県を中心に見られる姓で、主に旧琉球王国の影響が強い地域にルーツを持っています

「名嘉真(なかま)」という苗字は、特に沖縄本島に集中し、沖縄県の中でも特に南部の地域でよく見られる姓で、沖縄県外ではほとんど見られません。

沖縄の歴史や文化に密接なつながりをもち、琉球王国時代の士族階級や、地域の有力者に由来する可能性が高いです。

具体的な職位や役割についての文献は少ないですが、琉球の士族の多くは行政や地域社会の指導に関与し、国王の権力を支える存在であったことは明らかです。

全国的にとても非常に珍しい苗字なので、調べてみました。

全国順位4,713位で2,300人度いらっしゃるようです。この表を見ると、やはり、沖縄由来の名前ということが分かりますね。沖縄の中でも宮古郡多良間村は、なんと名嘉真さん比率が4.64%と100人のうち4~5人もいらっしゃることになります。

名嘉真さんの多い地域 TOP5

都道府県人数
沖縄県およそ2,000人
神奈川県およそ60人
東京都およそ40人
大阪府およそ30人
愛知県およそ20人

なぜ、沖縄ターザンに?

サバイバル生活を始めたきっかけは「木との会話」。自然に試されている気がしたそうです。
キジーさんの言葉がありましたので、こちらを引用したいと思います。

僕、沖縄の南部で生まれ育ったんですね。今活動しているのは沖縄の北部がメインなんですけど、北部の自然はスケールが違うんです。

もともと野生児でしたけど、高校卒業後に北部の森に入る機会があって。そのときに木と会話できたんですよね。

なかなか説明するのが難しいですけど、木が笑ってたんでよね。「おまえ、ちっちゃいな〜」って。試されているような。

顔も見えましたね、ニコニコしたおじいちゃんみたいな、そんなイメージです。周りの木々も急にうわって揺れて、みんなで笑ってるように感じたんですよね。

そのとき「こういうふうになりてえな」って思ったんです。

一瞬で負けたような気がしましたね。「でっけぇなぁ〜」って。今でも、森に入ったら同じ感覚がありますよ。

森の中に入るときは必ず挨拶します、「今日もよろしくお願いします」って。当たり前ですけど、感謝の心は忘れてはいけません。大感謝すべきです。

生き物の命をいただいている意識はもちろん、その場所の生態系も考えていかないといけない生き物を捕まえても卵を持っていたら逃す。まだ小さい個体も逃す。産卵シーズンには捕獲しない、乱獲しない。
来年のことも考えて今年の漁をする。そういった意識がないと生態系は崩れてしまいますから。

(引用:となりのカインズさん)

大自然が好きで、自然を大事にする意識もお持ちなんですね。

キジーさんの生活

キジーさんにとって、海や森での自然体験は日常の一部です。

本島北部の山中の借用地に小屋を建て、自給自足で暮らしています。

漁業者で狩猟免許も持ち、魚突きやイノシシの捕獲などで食を得ている。この生活のきっかけは「数年前からか、気付いた時には森にいた」と話しています。

子どもの頃、食用の野草や魚の捕り方を教えてくれたおじいさまや、いつでもクワガタ捕りに連れて行ってくれたお父さまの影響で自然が好きになったそうです。19歳の時、やんばるの森でネイチャーガイドを始めたときに、「森に住みたい」という意欲が増してきました。

 「やってみたらどうなるかと、体験して知ること」を元に行動しているとのこと。

例えば、クワズイモには毒がある、
ミミズとドングリを食べるイノシシの肉の味に違いがある。など。

また、命を頂くという幸福感。。。。

動植物や天候など危険を察知することも含め、自給自足の知恵の8割を体験から得て、それでも分からないことは本で学び、「意思を持って人生を切り開くことが大切。何でも楽しんで、いろんな世界を見ることが人生を豊かにする」と語っています。

そのような考えを持ちながら、狩猟も行います。

キジーさんは琉球イノシシを捕まえるために、動物の習性を徹底的に観察し、彼らの視点に立って行動します。

たとえば、イノシシの毛皮をまとい、匂いを隠すためにシャンプーや香水を使わず、イノシシになりきることで、彼らに気づかれないようにするのです。

四つん這いで森を這い回り、足跡やフンを追跡しながら、狩猟のタイミングを計ります。狩りは難しく、簡単に成功するものではありませんが、自ら捕った獲物を食べる瞬間には深い喜びと感謝を感じるといいます。

もののけ姫の世界も連想させます。
「沖縄ターザン」と呼ばれるようになったのは、こういうことからかもしれませんね。納得です。

サバイバル生活を通じて自然と向き合うキジーさんは、生態系への配慮も忘れません。狩猟や漁業では、過度な捕獲を避け、「次世代のために資源を守る」という意識を持っています

まだ小さい個体や卵を持つ動物は逃し、産卵シーズンには狩りを控えるなど、自然との共生を大切にしています。

結婚して妻と息子がいて、単身赴任生活!?

キジーさんは、北部にある小屋から、週に2回ほど100km離れた沖縄南部の自宅に戻り、家族と遊ぶ時間を過ごしています。

単身赴任スタイルってことになりますね(そういうところは都会人と似ている…?)。

キジーさんと奥さまとは17歳からの付き合いで、長年の信頼関係が築かれているため、彼のサバイバル生活にも理解を示して応援してくれているとのことです。

キジーさんは、
「奥さんとは付き合いが長くて、17歳からずっと一緒なんです。なので、僕のことを理解してくれているからとてもありがたいですね。最近出会った人と結婚したとかだったら、確実に離婚されてるだろうなぁ」
だと語っています。

理解しあえる家族なんでしょうね。羨ましいです。

キジーさんのお仕事

キジーさんは、ネイチャーガイド、You-tuber、テレビ出演者の3つの顔をお持ちです。

1. ネイチャーガイド

キジーさんは、19歳からネイチャーガイドとしてのキャリアをスタートし、ツアー会社「TARZAN WORLD」を設立。現在、代表を務めています。スタッフはキジーさんを含め3名。

ツアーは以下のものがあるようです。楽しそうですね。

キジーさんに会えるかもしれません。行ってみたくなります。

TARZAN WORLD
・透き通る海と天然水族館 ボートシュノーケルツアー
・絶景ジャングル探検ツアー
・水陸両用車でいくジャングルナイトツアー
・無限の宇宙旅へ!星空フォトツアー
・みんなワイルドに大変身 やんばる部族フォトツアー

2. You-tuber

キジーさんは、年間300日以上も自然の中で自給自足の生活を送り、狩りや漁を通じて自ら食材を得ることが中心で、その様子をYouTubeで発信しています。

You-tubeの登録者数は25万人。350本の動画を公開しています。

自然の中での生活は、彼にとって単なる冒険ではなく、深い感謝の心を育む時間でもあるようです。

都会での生活とまったく逆の生活。満員電車に乗って都内の会社に行き、一日オフィスでパソコンに向かい、夕方帰途につく。夜はテレビを見て寝る。という生活とは全く異なる世界を見せてくれます。

ある意味、病気になったらとか不安もありますが、憧れもあります。

You-tubeを始めたわけ

キジーさんがYou-tubeを始めた理由をある人との出会いがきっかけになったとYou-tubeで語っています。引用します。

ちょうど4年前ぐらいかな、僕はある人に出会ったんですよね。その人が本当にすごくて、僕がYouTubeを始めようと思ったきっかけでもあるんです。彼は少年のような心と遊び心を持ちながらも、大人としてしっかりしていて、話していてとても楽しいし、面白くて、リスペクトできる人です。

その彼は東京でさまざまなビジネスを展開していて、僕と育った環境や性格に共通点はあるものの、ほとんどが真逆の人でした。僕は、都会に住んでいる人やお金持ちに対して、昔からあまりいい印象を持っていなかったんです。「毎日お金を使って飲みに行ったり遊んでばかりなんだろう」といったステレオタイプなイメージを持っていたんですよ。でも、その彼に出会って、お金持ちに対するイメージが一変しました。

彼はお金を持っていましたが、そのお金を大好きな自然を守るために使い続けていたんです。たとえば、彼は沖縄の世界遺産になっているエリアの森を購入しました。その森を守るために購入したんですが、土地を買った数日後に開発業者が来て、その土地を高額で売ってくれと言ってきたんです。例えば、その土地を1000万円で買ったとして、業者が10億円で買いたいと持ちかけてきたんです。でも彼は、その申し出を断りました。彼は「自然を守るためにこの土地を買った」と強い信念を持っていて、その信念を貫いたんです。

彼がその土地を購入した理由は、琉球山亀という国の天然記念物がその土地に生息しているのを見つけたからでした。彼はその琉球山亀を見たとき、「助けてくれ」と言われているように感じたそうです。それで、その森を守るために土地を購入しました。そして、その後に多額の金額で土地を売ってほしいと頼まれても、彼は決して譲らなかったんです。

この話を聞いたとき、僕は自分の考えが大きく変わりました。もともと、僕は海や山で自然と遊ぶことが好きだったんですが、自然に対して何か還元することはしていなかった。でも、彼の話を聞いて「自分も何かかっこいいことをしたい」と思うようになったんです。

彼は僕よりも年上で、倍ぐらい離れている人ですが、それでも僕にとっては大切なことを教えてくれた大人です。そんな素晴らしい人に出会えたことで、僕も自然を守るために何かできることをしたいと強く思いました。

この出会いが、僕が自然を守る活動を始めるきっかけとなり、それをYouTubeで発信する決意を固めた瞬間だったのです。

3. テレビ出演者

誰もを虜にさせる魅力とトークの面白さ、独自のライフスタイルから『沖縄のターザン』と注目され、バラエティ番組でも多く活躍しています。

イッテQやKing&Princeの「キンプる。」にも出演されています。キジーさんの生活はとてもユニークですし、今後はテレビのお仕事も増えていくのではないでしょうか?

テレビに出たことからキジーさんを知ったという方も多いのではないでしょうか?テレビで見ていても分かることですが、キジーさんはいつでも上機嫌で、必ず周りを楽しませてくれる方ですよね。

「陽気さ」だけでなく、頭の回転がはやく、相手が何を求めているかを即座に判断できるから周りを楽しませることができる、とも言えます。

キジーさんのマネージャー・ノブさんは、「キジーに出会った人はみんな、キジーを好きになる」と語っています。

自分自身に素直に生きているその生きざまは、憧れでもありますし、そんなキジーさんの上機嫌が回りに伝播してくるのではないかと感じます。

本当に羨ましいです。

キジーさんの夢

キジーさんの夢は、沖縄の自然を世界に発信すること。そして家族とともに世界中の自然を旅しながら、その豊かさを多くの人々に伝えることです。

「世界的にも希少な沖縄の自然や動植物を守りたいという気持ちしかない」とぶれはない。将来は「人が使った土地を購入してあえて使わず、原生林に戻したい」と壮大な夢もお持ちのようです。

この夢も、4年前の「彼」との出会いなのだろうなと思います。お金が悪いわけではなくお金は使い方がとても難しいということも教えてくれたのでしょうね。

自分の大自然への憧れが昇華していき、夢がどんどん大きくなっていったような印象を持ちます。大自然にいると心が溶けていくような気持ちになりますね。

そして、「今は『ターザン』という代名詞を使って活動しているけど、いつか『日本の自然のなかで暮らす人の代名詞=キジー』になったらいいな」と語っています。そういう日も近いのではないでしょうか?

キジーさんがX(ツイッター)にあげたカエル君です。

これを撮って、みんなに見てもらいたいと思っているキジーさんをイメージしただけで、キジーさんのやさしさや大自然への畏敬が伝わってくる気がします。

自然は、時に恐ろしいものになりますが、私たちに大いなる安らぎも与えてくれます。

私も、感謝を忘れずにいきたいと思います。

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